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【山車(だし)】と【神輿(みこし)】のちがいをカンタンに解説!目的や発祥も調査!

お祭りの季節になってくると、「山車」「おみこし」という言葉を聞く機会が多くなるかと思います。

山車とおみこしの違いって何だろう?と気になる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「山車」と「おみこし」の違いについて調査しました。

目次

【山車(だし)】と【神輿(みこし)】のちがい

山車と神輿の違いは何なのでしょうか?

①目的

神輿:神様の乗り物
山車:神様をもてなすためのもの

山車と神輿の違いは、目的です。

【神輿】は、神様の乗り物として作られています。神様が神社から御旅所(おたびしょ)までを旅する際に一時的に使用します。御旅所とは、神社の祭礼において、神様が巡業の途中で休憩や宿泊する場所を指しています。

神輿の中に神様がいると言われているため、神輿に人が乗ることが禁じられています。

【山車】は、神様が天から降りていただいた際に、神様をもてなすのが目的です。「もてなす」ことが目的のため、山車の中に人が乗ってお囃子や太鼓などで神様をもてなすことができます。

山車のテッペンに神様が降臨すると言われているため、神様が見つけやすいように、刀や鉾(ほこ)が目印として掲げられていることが多いです。

②移動方法

神輿:人が担ぐ
山車:引いて移動する

次に、山車と神輿は移動方法も違います。

【神輿】は、人が担ぎ手が上下しながら担ぎます。かなりの重量のものは、担がずに展示のみになるところもあります。

【山車】は、引いて移動します。かなりの重量のものでも、山車には車輪がついているため、人が弾いて移動させることができます。

③発祥

神輿:749年(延歴13年)東大寺の宇佐八幡宮に、神霊を迎えたことが始まり
山車:863年(貞観5年)京都祇園祭りのやまぼこがはじまり

【神輿】は、元々、神霊の移動を人は馬が行っていたところを、東大寺の宇佐八幡宮に神霊を迎えた際に、神様のための乗り物として作られたのが始まりです。そして、平安中期から神霊が宿った神体や依り代などを神輿に移して移動することが主流になったと言われています。

【山車】は、疫病の流行を抑えるために始まった京都祇園祭で始まりました。厳かに行うのではなく、楽しく神様を盛り上げることで、疫神を送り鎮めることを目的としています。

疫神が乗り移るとされる作り物が、趣向を競い合っているうちに、どんどん大きく華やかになり、独自の形になっていったと言われています。

まとめ

神輿は、神様の乗り物。人が担ぐ。東大寺の宇佐八幡宮が発祥。
山車は、神様をもてなすためのもの。台車が付いていて引いて移動する。京都祇園祭りが発祥。

という事がわかりました。

とはいえ、諸説あり、地域によってもいろいろな解釈・言葉があるので、今回は簡単に、最低限のところだけ調査しました。

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はじめまして
SNOWです
日々の生活で「もうちょっと知りたいな」という時に読んでいただけたら嬉しいです!

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