将棋の対戦を見てみると、対戦する棋士2名の他に、記録係という方が必ずいます。
「記録係」というだけあって、対局を記録する係なのだろうという事は予想できますが、記録係の名まえまで紹介されるのはどうしてなのか気になった方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、将棋での記録係は何をしているのか?給料はいくらで誰がやっているのか調べました。
将棋の記録係って何しているの?
将棋の記録係って何をしているのでしょうか?
- 対局の準備と後かたずけ
- 棋譜を記録する
- 持ち時間の計測をする
将棋の記録係の仕事は、対局の準備と後片付けに始まり、棋譜の記録と持ち時間の計測が1番大切な仕事になります。
対局者の思考を邪魔することは、記録係としてもっともやってはいけないことなので、記録係の体調がイマイチでも淡々と無表情でやることが必要。
対局によっては長時間になることもあり、その間トイレにも行くことができないため水分をあまりとらないようにしていると言います。
将棋の記録係の給料はいくらで誰がやっているのか調査!
将棋の記録係の給料はいくらで、誰がやっているのでしょうか?
給料はいくら?
記録係を務める奨励会員は修行中の身のため、給料はでない
記録係を務める時は、日給6,000円~10,000円が支給される
記録係を務める奨励会員は、いわば修行中になり、将棋での給料が支払われることはありません。
そのため、記録係を務めるときは報酬として1日6,000円~10,000円ほどが支払われます。
プロの対局は、短いと1時間ほどで終局しますが、多くの対局が3時間以上あります。
順位戦などは長期戦になりますが、時給制ではないため、お給料が欲しくてやるというよりは、格上の棋士の対局を見て勉強したいという姿勢で務めている方がほとんどです。
誰がやっている?
記録係は主に、奨励会員が務めています。
奨励会員は、棋士なるための養成機関のこと。
奨励会員は若手で学業優先という事もあり、記録係が不足している時や、希望の棋士のスケジュールが合う時は、棋士が務めることもある。
将棋の対局での記録係は主に奨励会員が務めています。奨励会とは養成機関の事。
奨励会員は26才までで、6級から3段までの会員が務めているため、まだ学生の会員もいます。
そのため、奨励会員は学業優先とも言われ、記録係不足が深刻です。
本来は記録係を務める必要のない女流棋士や現役の棋士が記録係を務めることが増えてきています。
記録係不足に対応するために将棋AI棋譜記録システムが導入し始めていて、天井にカメラを設置して基盤や指しての様子をAIが判断、記録するという方法も始まっています。
まとめ
将棋の対局での記録係は、
事前の準備と後かたずけ、棋譜の記録と持ち時間の計測を行っている。
記録係の給料は、1日6,000円~10,000円が支給されていて、主に奨励会員が務めている。
という事が分かりました。
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